人間が持つ最高の資質は、勇気だ。

親愛なるあなたへ

人間に平等に与えられている才能は、勇気です。

一歩を踏み出すことができるのが全人類に共通する才能だと言いました。

100メートルを10秒台で走れるとか、難しい理論を知っているとか、他人の心が読めるとか、そんなことは全く関係ないのです。

映画「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」のラストシーンに3つの試練があります。

「神の息」「神の言葉」「神の道」の3つです。

ここから先はネタバレになってしまうので、楽しみにしている方はお読みにならないでくださいね。

「神の息」と「神の言葉」は、知恵や知識、運動神経が必要です。

「神の息」は助言通りの体勢で上手くくぐり抜けないと首を切り落とされてしまいます。

「神の言葉」は宗教の歴史を紐解かなくては床が抜けて真っ逆さまです。

でも、最後の「神の道」だけは違うのです。

3つ目の試練は、大峡谷の向こう側にある入口へ向かって歩いていくことです。

歩くのですけれども、目の前に道がないのです。

奈落の底がどこまでも広がっています。

どんなに頭が良くても、どんなに運動神経があっても、不可能に見えます。

「獅子の頭からの跳躍だけが、その者の価値を認められる」

インディは死の恐怖を振り切って一歩を踏み出すのですけれども、果たしてそこには道があったのです。

空中浮遊ができたのではありません。

道が、峡谷とまったく同じ模様をしているために気づかなかったのです。

所詮物語だろうとバカにしてはいけません。

人生も全く一緒なのです。

ネタが分かってしまえば何てことありません。

そんなのだったら自分でも平気で歩いていける思うのです。

でも、人が何故自分の思う通りの生き方をできないかというと、勇気が足りないだけです。

才能の有無は全く関係ないのです。

僕は大海原に飛び出しました。

達観したように文章を書いてきましたけれども、正直な話、ものすごい恐怖と戦ってきました。

恐怖を乗り越えると、意識レベルの価値を手に入れることができました。

人生は自分の思った通りになるという真理です。

まだ夢が叶っていないけれど、気づくのです。

自分の思い通りの人生を歩むのに必要なのはたった一つ、恐怖に打ち勝つ勇気です。

勇気は、神様から全人類への愛のプレゼントなのです。

p.s.

古代ローマの詩人、オウィディウスの言葉です。

「幸運と愛は、勇者と共にある」

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