楽しい地獄のお話。

親愛なるあなたへ

天国や地獄が見れるのだとしたら、見てみたいですね。

斎藤一人先生のお話の中に「もしもし地獄」というのがあります。

ある人が死んで地獄に行きました。

地獄といっても、天国のようなところです。

明るい日差しの中、鳥が飛び、花が咲き乱れ、爽やかな風が吹いています。

「なんだ、地獄って聞いてたけどすごくいいところじゃないか」

あまりに気持ちよかったので、ウトウトしてきました。

すると声が聞こえます。

「もしもし・・・」

起こしてきたのは地獄の番人です。

でも、ちっとも怖くありません。

「こんなに天気がいいのですから、サイクリングに行きましょう」

しばらくして自転車から降りると心地よい疲れについウトウト。

するとまた声が聞こえます。

「もしもし・・・」

「何ですか?眠いんですけど」

「美味しいサンドイッチはいかがですか」

お腹がいっぱいになると眠たくなるものです。

ウトウトしていると、また「もしもし・・・」

「何ですか!起こさないでください!」

その人はついにブチ切れて草木に八つ当たりを始めます。

地獄の番人は「それじゃあ、明日一日寝ていてもいいですよ」とニコニコ笑っています。

次の日、その人が寝ているとまた「もしもし・・・」

「今日は寝てていいって言ったじゃないですか!」

「何言ってんですか、今日はエイプリルフールですよ」

倒れそうになってるところへ、地獄の番人は「あの山に登りましょう。絶景が見られますよ」とニコニコ誘ってきます。

ヒーヒー言いながら山に登り今にも死にそうですが、死んでいるので、死ねません(笑)

「あと100年は続きますよ」

「もう勘弁してください。・・・ところで何でここは周りに熊ばっかりいるんですか」

「ああ、みなさん目の下にクマができて、最後は熊になっちゃうんですよ。あなたももうじきですね」

これは、地獄ですね(笑)

辛いと感じたら、楽しい悲惨な話を聞いて大笑いしましょう。

地獄に比べれば、この世の生活は幸せそのものです。

僕も今のうちに悲惨な話をたくさんコレクションしておきます(笑)

by You