親愛なるあなたへ
会社では会議をいっぱいやります。
メーカーにいた頃、素晴らしい名前の会議をいっぱい見てきて「それは果たして必要なのか」という疑問が湧きました。
話し合っても新しいアイディアって上手くいかないのですね。
みんなから賛同を得られないと始められない。
膨大な時間とお金をかけて会議をやるけど、費用対効果は薄いのかも分からない。
もちろん会議は必要だと思います。
大企業は1のものを10に、10のものを100にすることができるから意識統一は必要なのです。
ところが、行き詰って打開策を打ち出す、つまりゼロから1を生み出すときにはいくら会議をやってもダメである。
アイディアは無限にあるけど、人には個性があるから全員一致で賛同を得ることはまず不可能です。
でもアイディアはやってみなければ分かりません。
大企業が行き詰るとなかなか打開策を打ち出せないのはこのためですね。
商店街でも同じです。
シャッター通りと呼ばれるところがありますけど、みんなこぞって「商店街をどうしようか」と話し合ってるうちはだめなのです。
誰かが始める。
自分だけでもやる。
すると、そこが上手くいくとだんだん活気がついてくる。
話し合いの集団力は僕もよく知ってますけど、でも行き詰ってるときは集団力は役に立たない。
話し合わずにさっさと自分がやる。
きっと光が見えると思います。
by You