私の教育論。

親愛なるあなたへ

今まで色んな人と接してきまして、当然ものを教える機会も多くありました。

そのときに意外とですが、「教え方が上手」「分かりやすい」というまた筆者の単純な性格に火をつけるお言葉をいただくことがあるのです。

一番初めの製薬会社時代に「プレゼンテーションで場を盛り上げた」などと自慢も甚だしい記事も厚かましく書いておりますが、よくよく考えるとこれはいったいどういうことなのかと、ふと考えてしまうときがあります。

「教える」というと、「先生と生徒」という感じで上と下の関係になるのが普通なのですが、私の場合は確かに少し違うなぁと実感するところなのです。

私がものを教えるときは、もちろん自分の方が圧倒的に勉強したり物を知っていたり技術があったりする必要はあるのですが、教えるときに相手と横並びになって、「引っ張る」。

この、「相手を引っ張る」感覚というのが、恐らく相手に伝わりやすいのかなと思います。

上から下に、というのではなく、自分が横にいて一生懸命引っ張る。

圧倒的自信とイニシアチブは自分が取るが、横で引っ張る。

もちろん私も調子に乗って引っ張っていたものが、そのうち上から下になって反感買ったり失敗したことは多々あるのですけど、上手くいった感じとしてはこうなるのでしょうか。

ものを教える人は「引っ張ってあげる」。

いかがでしょう。

by You