親愛なるあなたへ
私がよく思うのは、世の中には色んな人がいるということです。
よく「あの人の悩みと私の悩みはどちらが辛いのでしょう?」「何であの人はあれで悩んでいるのか」と言う人がいるのですけれど、それは本人になってみないと分からないものなのです。
人間の感覚は千差万別です。
一番大切なのは「本人が感じている感覚」です。
私は自分の感覚を認めてもらえない家庭で育ちました。
だから悩みの大小は外からできるだけ決定しない方がいいのではないでしょうか。
もちろん個人的には「変な話」が好きですから、その観点からみると悩みの大小を決定するような記事を書いたり普段も考えたりしますけれども、ただ相手を思いやったり手助けしたい、と思うときには真っ先に本人の感覚を最優先させることなのだと思います。
「もうちょっとこうしたらいいのに」「こう考えたらいいのに」
それがあなたはできるかもしれないけれど、相手はできないのです。
人を助けたいけど助けられない。
助けるとお互いが不幸になることもある。
逆に切り捨てることが愛になることもある。
たとえどんな状況であっても、その人の魂が成長の過程で今ベストの選択をしているのだと是非信じてあげていただきたいのです。
そして、その人もそうですが、まずは自分自身が幸せになるように考えていただければと思います。
これが何度も書いている、アドラー心理学の「課題の分離」だと思います。
p.s.
何度かご紹介させていただいてます。
素晴らしい本です。
「嫌われる勇気」(著:岸見一郎・古賀史健)
「幸せになる勇気」(著:岸見一郎・古賀史健)
by You