親愛なるあなたへ
最近非常に気持ちのいい中で、オシッコにいきたいんだけどこのまましてしまっていいものだろうか、でもなんだか膀胱がその現実の受け入れを拒否している、という体内問答を繰り返し、最終的にそれが夢であることに気づいてガバっとはね起きトイレに駆け込んだということがありました。
その不思議な恍惚の中で悟ったことを書きます。
夢の中でですね、オシッコしたいなぁと思うと目の前にトイレが現れます。
トイレの形があるというより、「ここにしてもいいよ〜」という空間が現れます。
「ああすごいな、便利だな」と夢うつつに思うわけですね。
でも現実は眠い中体を起こして電気をつけ、足で歩き、さらにトイレの扉とフタを開けなければいけない。
非常に「面倒である」。
でも実はこれが「イイ」のです。
なんでこの世に生まれてきたんだろう。
地球なんかに生まれてきたんだろう。
それは「行動して、はじめて分かる」という楽しみを私たちが望んでやってきているのです。
あっちの世界では思うことが全て瞬時に叶えられます。
オシッコしたければ目の前に便座が出てきます。
もうパッとです。
パパッとです。
すごく便利なのですけど、永遠に繰り返していると必ず飽きてきます。
私たちは地球にいるから「思いが何でもすぐに叶ったらどんなにいいか」と熱望しますけれど、向こうの世界の現実を考えれば当然のことです。
地球は行動の星。
私たちは、自分が考えたことを行動してそれが正しかったら幸せに、間違っていたら不幸になるという確認作業を楽しみにここに来ています。
向こうに帰ったらまた瞬時に全てが叶ってしまう。
ですから排泄一つから行動を是非とも楽しんでいただければ。
全然関係ありませんが、家電量販店で働いていたときにトイレに行きたくなった人は「3番行ってきます」と言うルールがありました。
お客さんへの隠語ですね。
45分休憩が「1番」、15分休憩が「2番」と割り振られその続きみたいです。
ちなみに「もらしたとき」用に4番というのがあって。
「では、ワタクシ4番行って参ります」という最大の伝説を作ってみたかったのですけれども。
by You