何故欲と野心を肯定するのか。

親愛なるあなたへ

私はちょっと変わった人間なので、人としての正しさや本当の幸せについてしゃべるくせに、「欲と野心」についてはそれ以上に語るという不思議な特性を持っています。

ほとんどの人は「多くのものを欲しがるのは間違っている」と教え込まれたと思います。

自分が持っているものに感謝して幸せを感じる「べき」だから、それを超える欲と野心を持つのは罪悪である、と。

でも、人類が今このような社会生活を行っていられるのは「物事を解決したい」という思考が原点です。

それが現在の政治、ビジネス、科学技術、各種芸術を発展させてきました。

欲と野心はその動機づけであった。

光であった。

その恩恵を自分たちが受けているのに、どうしてそれを否定するのか。

自分たちだって十分利用して、ときおりその落ち度を責め立てたりもするのに。

簡単に言うと、過去の偉人の欲と野心のおかげで豊かな生活をしているのに、それを色んな正論で否定する人たちは「ズルいな」と思うのです。

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