同じ世界という錯覚。

親愛なるあなたへ

我々が相手に嫉妬心や対抗心を持つのは、「同じ世界にいる」という思いだけだと思うんですね。

自分と同じ世界にいるから張り合わなくては、と思う。

もし、全く違う世界の人間だと思えたらそういう苦しみを乗り越えることができるかもしれません。

たとえば、過去のバブルにきらびやかな生活をした人と自分たちを比べたりはしませんね。

バブルを経験した人は経験があるから比べてしまうかもしれませんが、知らない人は「世代が違うから」で終わってしまう。

それと同じだと思うんですよ。

対抗心、嫉妬心はサラリーマンで言えば、例えばボーナスですね。

人のボーナスが気になる。

ただ、独立してみると不思議なのですけれども、独立は実力が全てですから、ボーナスというのが「お小遣い」のように感じられるので何とも思わなくなるんです。

どんなに多くのボーナスをもらっていても。

本当に不思議なのですけれども。

もちろん「稼ぎたい」という気持ちはあるのですが、それでも独立思考の人の多くは「自分の力でやってみたい」という想いが強いからか、ボーナスというのがなんか「お母さんからもらったお小遣い」のような感じがして面白くないのですよ。

もちろん収入やボーナスはそれに見合う価値を会社に提供しているから、受け取るのは素晴らしいことなのですよ。

ただ、独立というのはもっと刺激的で面白いものだ、という「世界」に入り込むと、そういう競争がいらなくなる。

要は「お金の金額の問題ではなかった」ということですね。

by You