吉凶悔吝。

親愛なるあなたへ

明けましておめでとうございます。

今年はコロナの影響で初詣をずらして行かれた方も多いと思います。

しかしやることは毎年同じで、もちろんお参りはしっかりした後、楽しみというか怖いもの見たさというかですね、恒例の「おみくじ」を引くのでありますね。

おみくじで大吉が出た方も凶が出た方も、これを知っていれば安泰、ということで、易経には「吉凶悔吝(きっきょうかいりん)」という言葉があります。

悔は「反省すること(悔)で凶が吉に変わる」、吝は「奢りや慢心(吝:物惜しみする様)で吉が凶に変わる」。

おみくじについて何回か書いてきましたが、おみくじは「現在」の様子が書かれており、未来の確定的要素ではない(もしこのままならこの状態が続きますよ)というだけで、そこから即刻状況が変わることは理論上明らかなのであります。

おみくじが思いとずれてしまった方でも(少なからず凶を引いたことがある筆者にとっても)、まったく問題ありません。

大吉が出た方は大いに喜んで、そしてそれに影響されずに進めば、これまたまったく問題ありません。

結局、どちらにも吉になる、というのがおみくじの神髄のようです。

p.s.

「凶」が出やすい、というお寺、神社はどうもあるようです。

凶を引くのを参拝者の方は嫌がりますのでお正月の三箇日は基本的に配慮されるそうですが、そのあたりは個別に違うようで今の自分へのメッセージですから気にする必要はないんですね。

コロナの影響が続くかもしれませんけれども、2021年が、どうかみなさまにとってよい一年になりますように。

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