親愛なるあなたへ
熱力学の勉強で大変お世話になっています、よびのりたくみ先生のyoutube動画。
たくみ先生は先日掲載した中の初回講義にもありましたように「熱力学」の大ファンだそうで、その熱いトークに聞き入ってしまいました。
大学時代には完全に耳をシャットアウトしていた物理化学もたくみ先生のおかげで「おお・・・!」と。
確かに熱力学はすごいですね。
とにかく今、この現実に起きている現象をキチンと説明し、我々の経験則からはずれたことはない、と。
なので、他の未知の理論を作るにあたってのお手本にもなると。
そういう視点を外さない学問に最大の価値を見出す。
こうした「事実に立脚する」理論物理学者の方は本当にすごいなと思います。
空想の、形而上学的な方向へ行かない。
自然の暗号を解き明かすとき、そのような方向性も必要かも分からないけど、必ずは事実に帰ってくる。
やはりプロ。
我々一般人のようなケースは、何か理論があると「理論先行」になってしまい事実を無視することが往々にあります。
理系学問に縁なんてないよと思うかもしれませんが、たとえば組織の仕事でも「手段の目的化」という言葉があるとおり、人間というのは自らが取り組む理論や手段を何故か崩したくないという一面も。
しかし、現実に起こっているそういう事実をきちんと認め、科学の歴史で言えば「実証主義的」な立場になってしまうのかもしれませんが、それでも目の前の現実ありき、と。
だって「現実」なのですから。
小生も生徒さんに「理論は現象を説明するためのもの。理論が先にあるのではない」と常々言うのですが、そういう個人的な信条からも、事実に基づく天才の講義、そんな風に思います。
by You