検査値。

親愛なるあなたへ

この度、花粉症で初めて病院へお伺いしました。

念のため内容を調べましょうということで、「View39」なる39項目のアレルゲン検査を受けてきました。

結果、案の定スギとヒノキが陽性。

その他にカビも擬陽性が出ていましたが、こちらは気にする必要はないとのこと。

他の項目に関しては全て低値で本当に何よりでした。

先天性のアレルギーを持ち、大変な状況を乗り越えようとしている方々もいらっしゃいます。

自身もいつかあのレベルの修行をしなければならないと思うと気が遠くなるのですが、磨かれ抜かれた究極の魂を心から崇敬致します。

昨年は諸々の事情で検査三昧、そして40代から始めた毎年の定期健診、さらに数か月ごとの献血結果と、過去データを保存していく作業も含め血液検査の指標を眺めるのがライフワークの一つになりつつあるのですが、これも自分を知る一つだと思っています。

昨年、渦中でも書いた「年齢を経て初めて自分の身体のことを知ることもある」。

検査値の一つ一つは無機質で生気を感じない数字の羅列にも見えます。

しかし、その組み合わせで成り立つ身体は、まるで完璧に設計されたロボットのようで自身には非常に不思議なのであります。

ロボットと言う表現が無機質ではありますが、本当にそう思います。

名医は検査値だけで判断しない、検査値を妄信するのは危険だというのは医学界における金言だそうです。

しかし病気を判断するという専門的なことではなしに、定番の表現にはなってしまいますが細かい数値でこの人間ができていることに「驚異の小宇宙」を感じたのですね。

専門用語で書かれた細かい数値を知る。

自らの宇宙を知る。

何か身体に不調をきたしたとき検査値を通して自分を知ることもあると、昨年からの流れも含み、そんな風に感じました。

p.s.

だいぶ昔に「花粉症は鼻うがいで治る」、などと生意気なことを書いてしまった記憶があります。

あれは正しいのですが、小生のケースでは鼻と耳をつなぐ道(?)の距離が短いのか、耳まで影響を受けて中耳炎の可能性があるためやめてしまったのですね。

昔から耳鼻科にはその辺りでよく通っていました。

鼻うがいが有効なのは確かですので、できる方は、是非。

しかし、医学の力もやはり偉大。

反省と再認識。

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