電動自転車で「富源者」の概念を学ぶ。

親愛なるあなたへ

富源者、という言葉を過去に何回か書きました。

まず自らが豊かになってから周りを本当に助けることができると。

多くの方が人を助けるとき「自己犠牲」の上に成り立っていると思う反面、もう一つこの真実があります。

来年初頭の横浜転居へ向け、人生初の電動自転車を買ってみました。

横浜は坂が多いのでちょっと普通の自転車ではキツイですね・・。

旅行先では借りることがあったものの、いざ所有してみるとその快適さに心から感動。

力がいらないため本当にただ足を回している状態ですね。

向かい風でも全く力がいりません。

毎回この状態で外出できるので心に余裕が生まれますね。

これは想像以上に。

人に道を譲ったり、信号をちゃんと待ったり(笑)

冗談のように聞こえますがまずは自らが満たされて、それから周りにも光を与えると。

日常生活の中にも富源者の概念を学べる出来事はそこかしこに。

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最期の時まで。

親愛なるあなたへ

エリザベス女王様の国葬が日本時間で昨日(日付変わりまして一昨日)行われました。

生涯を通して奉仕・献身を誓うという、そのお心が最期の時まで気にされていたのは、やはり英国民みなさまのことではないでしょうか。

我が国でも天皇陛下が毎年1月1日に「四方拝」と言って、天地四方の神祇を拝し、年災消滅・五穀豊穣を祈る宮中祭祀を執り行われるそうですが、その際にある本で読んだ陛下のお心は「もし災いが起こるのなら、全て私の体を通してからにしてください」。

あらゆる動乱や天変地異が起きている2022年、我々はその現実を目の当たりにしますが、実はもっと大変なことになっていたその災厄を、エリザベス女王様が最期の最期までそのお役目を果たそうと全て引き受けられた、と捉えるのであれば。

私は一端であれ理論で物を教える身。

何かに心酔し崇拝するということは理論的におかしなことだとする唯物論的な立場を取る人間でありますけれども、人間として格式高い崇高なお心がそういう現象を引き起こすこともあるのではないか、と一つの素晴らしい魂に心から拝するのであります。

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運命への学習。

親愛なるあなたへ

今年は「五黄の寅年」で一年全体を通して天変地異の象意が出ています。

日本で過去最強と言われた台風14号と同時に台湾で大地震が起こり、そして中米・メキシコでも大地震が起きています。

その前には桜島の噴火などもありましたね。

天変地異は我々人間の力ではどうすることもできない、運命には逆らえないかもしれない。

けれども、そこであえて運命を否定し、できる限り準備することが今できる「学習」ではないかと。

私は運命論を信じますが、逆説的ではあるけれどもこういうときこそ運命に抗う。

あらゆる可能性を検討し、万策尽きるまで実行した後は運命に身をゆだねる。

何もしないで運命を呪うという、運命とはそんな類のものではない「開拓」「希望」という概念が含まれることへの学習でもあるように思うのです。

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最強の台風を乗り越えて。

親愛なるあなたへ

過去最強レベルと言われた台風14号が過ぎ去りました。

九州、特に鹿児島や熊本、宮崎では被害が大きかったと出ています。

停電・断水や建物の崩落、農業被害そしてお亡くなりになった方も・・・

本当に大変な中その現状をお察し致します。

しかし、その中に九州の方の胆力・気概を見たようにも思います。

台風に対する万全の対策を熟知するまさに「台風慣れ」。

痛々しい爪痕は残りながらも、過去最強と言われた台風の被害を最小限で抑えこんだ、そんな印象を受けます。

福岡を代表する西鉄バスが「最強バス会社」と呼ばれる所以は、台風や冠水でも何事もなく走らせているというツイッターを拝見し、「これぞ台風慣れ」。

「慣れ」という言葉は「何もしない・何も感じない鈍感さ」ではなく過去の経験から全てを計算し綿密に準備する周到さと、実際に経験する忍耐力というとても一朝一夕では身につかないまさに修練の賜物だと、九州の方々はそんな達人の域に。

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情報の好循環。

親愛なるあなたへ

神さまは情報を共有したい。

みんなで共有してほしい。

それが自己犠牲ではなく正当な意味で発信してくれる人に最初に情報を与える。

神さまはそのことを見抜いてるから「この人だったら必ずそうするだろう」と確信すると不思議な現象を起こしてくれる。

「見ず知らずの人から何故そのタイミングで情報が入ったのか」「たまたま寄った本屋さんで何故その本を手に取ったのか」「普段のグーグル検索なのに何故そのホームページが検索サイトで最初にヒットしたのか」。

「あのキッカケがなかったらピンチを切り抜けられなかった、現在の幸せはなかった」ということが山のようにあります。

教える仕事をしている先入観、「教えたがり」という職業病も加味してのことではありますが、いい情報はご縁のあった人に是非とも教えてあげたいですね。

それが巡り巡って再び自分のところへ帰ってくる好循環の入り口でもあるように思うのです。

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風水方位学と我。

親愛なるあなたへ

「夢のために、豊かになるために、成功のために方位学や風水をやっている人」

「そんな怪しいものに判断を任せたくないと不満があるのに人生を変えない人」

どちらが「我が強い」かといえば私は後者のような気もするのです。

別に文句がなく十分幸せなら方位や風水なんてやる必要はありません。

もし何か目標があって前進したい、逆境から抜け出したい、というのであれば。

上手くいく手段に「自分の納得」がないと踏み出せない人を「我が強い」と言います。

「我のない人」は上手くいけばそれでいい、と思っています。

方位を使う人は大抵落っこちるとこまで落っこちた人ですね(笑)

そういう試練を味わえば誰でもきっと我は減るでしょう。

世間が普段思っている「謙虚」と「我の実態」にはかなりの乖離があります。

謙虚そうに振る舞っても実はものすごい我の塊だったり。

「我」は、「わたしが」「わたしが」の我ですね。

「『わたしが』理論的に納得しないとやらないよ」

「『わたしが』努力して成功するんだ』

「『わたしが』幸せにするぞ」

そういう「わたしが」を捨てて、とにかく結果さえ得られればそれでいい。

「あの人の力でやったんだよ」という周囲からの承認欲求を却下する。

そして「自分の力で成し遂げたんだ」という不安定な陶酔を否定する。

それが「よく分からないけど効果のあるものに身を任せる」という無我の境地の一つにも思えます。

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次世代iPhoneに思うビジネスの本質。

親愛なるあなたへ

ビジネス、お金儲けの本質は「くやしいけれども買ってしまう商品」「くやしいけれども通ってしまうお店」を作ること。

何年か前にもご紹介しまして、今回は毎年新型iPhoneを発表している偉大なApple社にその形を見ました。

小生もiPhone愛用者ですが現在はiPhone7を使っております。

このiPhone7が素晴らしく、はじめて防水機能を持ったiPhoneですがその耐久性たるや4年半、「毎日お風呂の中で使っても」「落としても」「炎天下の中でも」「極寒の中でも」「一日中音楽を鳴らしっぱなしでも」壊れない。

未だに現役バリバリです。

しかし残念ながら、今回のiPhone14の登場により次期配信のOS「iOS16」でサポート対象外に。

アップデートできなくなるとウィルスに対する脆弱性から必然的に「買い替えが必要になる」と。(クレジットカード情報や経理関連などの諸々重要なデータが入ってます)

発表があった今年6月、昨年のiOS15への更新時に本来は対象外となる予定だったiPhone6sが残り、その流れで今回は7も残るのではと世間が予想していたのと反し「対象外」と。

Appleにはこのことで批判が殺到したそうですね。

中には「アグレッシブなマーケティングの最高峰」と「買い替えを強要するような姿勢に皮肉を込めたメッセージ」も見られたと言います。

もちろん、当の私にとっても手痛い出費になることは間違いありません。

けれども、それと同時に毎回気づかされるのですね。

素晴らしい商品を作り続け、そこにビジネスモデルを構築しようとするとき「くやしいけれども」と言いながら買ってしまう、その魅力を持つ経済の流れに。

怠慢によるお金の巻き上げならお客さんは必ず離れていくでしょう。

他にもスマートフォンはいっぱいあるから。

iPhoneを使ってしまうと他のアンドロイドが使えない、という一定の事実は確かにあるでしょうけれども、そのシステムの使いやすさ、直感的な操作のしやすさを魂込めて開発しそれを磨き続ける姿勢は、ビジネスとして全くの正当性・素晴らしさ、いや「あるべき姿」とさえ言えるのではと。

先の皮肉を込めたメッセージを配信する人も、何やかんや言いながらきっと新しいiPhoneを買うのでしょう。

くやしいけれども買ってしまう商品。

くやしいけれども通ってしまうお店。

そういう美しいビジネスの本質を色んな仕事をしてきて見たような気がします。

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