指導するときに必要なのは、信頼力。

親愛なるあなたへ

人間はどんな人の言うことなら聞くのでしょうか。

僕は、信頼できる人の言うことを聞きます。

信頼できない人の言うことは、正しそうでも「ホントかな?」と思ってしまいます。

リーダーに求められるのは、信頼力です。

カリスマ性だけでは、ダメなのです。

地位や立場だけで指導できていると思い込んでいる人がいっぱいいます。

でも、部下は言うことを聞いているように見えて、表面上だけです。

表面上だけでもいいからとりあえず押さえつけておこうという考えは、いつか必ず裏切られます。

一方的な影響力の行使は、長続きはしないのです。

部下が心から「言うことを聞こう」と思うためには、上司と部下の信頼関係が必要です。

指導とは一方通行ではなくて、コミュニケーションです。

信頼関係を通した、パス回しなのです。

いいパスを部下が受けると、その気持ちよさを知ってさらにいいパスを上司に返します。

そして、チャンスボールを上司が上げると、部下はしっかりシュートを打ってくれます。

コミュニケーションが成り立っていない組織では、チャンスボールを上司が上げても、部下がクリアしてしまいます。

地位・立場が上でも、部下との信頼関係に力を注げる人が、相手を育てることができるのです。

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