「感謝する」とは、魂が向かう先を感じること。

親愛なるあなたへ

感謝をするとはどういうことでしょう。

自分に与えられたものを受け入れなさい、人生の糧としなさいと言われても、簡単に納得できることではありません。

特に自分が逆境のさ中にあるときには、とてもそうは思えません。

僕のように、人生は魂の修業だと考える場合ですら、「修業をしている」のだから、幸運・不運を含め、自らに与えられるものは当たり前だと考えてしまう瞬間があります。

でも、そうではないことに気づきました。

魂は、世代を追うごとにいくつもに分化していきます。

これを分霊といいます。

僕たち一人一人に与えられた魂も、その前の魂から枝分かれしたものなのです。

そして、もとをたどれば、魂はたった一つに行き着きます。

そのたった一つの魂が、宇宙の中で進化するための過程が、僕たち自身なのです。

「感謝する」とは、たった一つの魂が、究極の完成系へ向かっていることを感じることです。

世界でも国家でも家庭でも、感謝の念が平和に直結するのは、人類は皆兄弟であるからなのです。

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