親愛なるあなたへ
僕が今住んでるところは工場地帯です。
川や海が近くにあるので、立地条件としてベストなのです。
工場地帯には、高い建物がありません。
空が広いのです。
高層ビル群が立ち並ぶ都会の中心では味わうことができない空の広さです。
空を見ながら自転車をこぎます。
空の遠い彼方にはどんな世界が広がっているのだろう、とドキドキします。
太陽の光をいっぱい浴びているとき、太陽が自分のために暖かさを恵んでくれていることが、よく分かります。
宇宙というのは本当に広いな、と実感するのです。
広さを知るというのは、とても贅沢なことです。
狭い中で生きているとラクなこともありますが、狭いながらの悩みもあるのです。
物事を広く見る、というのは一見分散しているように感じます。
「分散している」と思うから自分一人ぼっちになったような感覚に陥るのです。
一人ぼっちが怖いという幻想があると狭い世界に閉じこもってしまいます。
でも、自由というのは分散ではなく、解放です。
悩みは、解放することで解決するのです。
何にも縛られていない広い広い空を、見よう。
by You