伝わるのはトーク術ではない、しゃべりの魂だ。

親愛なるあなたへ

僕はプレゼンテーションをするのが好きです。

製薬会社でもそうでしたし、今の職場で料理の説明をするときもです。

師匠に「実は表現力があるんだね」と言われました。

でも、トーク術に自信があるワケではないのです。

「しゃべり」全般で見ると、どちらかと言えば苦手な分野です。

こうしたら人を惹きつけられるだろう、というスキルが分かりません。

どうやったら人の目が自分に向くかという計算ができないのです。

ただ、自分の好きなこと、感動したことは夢中になって話します。

僕が夢中になって話しているときは、自分の目が大きくなってキラキラしているのが自分でも分かります。

僕は好き嫌いがハッキリしているので、伝えたいこと、興味がないこともハッキリしています。

本当は伝えたくないことなのにしゃべろうとすると、すぐにバレてしまいます。

ですから、トーク術を活用するということができません。

でも、これがいいのです。

伝えたいことには全エネルギーを言葉に込めます。

ですから、僕が話して相手に響いたことはお互いにとって本物でしかないので、そこに信頼関係が生まれるのです。

言葉でつながるときは、あなたの魂が叫んでいるときです。

「表向き」ばかりの一本道を、ちょっとそれてみよう。

by You