夢中になるだけで役目を果たしているのです。

親愛なるあなたへ

「人間は他の人の役に立つために生まれてきた」

これはものすごい話です。

「人が生まれてくる意味は?」「人の役に立つため」

これだけで会話が成立してしまう。

悶々と悩んだあげくに最後に到達する結論はシンプルです。

分厚い哲学書や難しい心理学を勉強する必要なんかないのですよ。

宗教をやる必要もね。

いや、学問や宗教がいけないのではなくて好きな人はやってて全然構いませんから。

ところで、人の役に立つというと何かボランティアのようなことをしなければいけないと考えてしまいます。

ボランティアまでいかなくても、誰かに喜ばれることをしなければいけないと考える。

これが少し違うのですね。

人の役に立つというのは物理的な形でなくてもいい。

心理的な形でもいいのです。

もっというと本人が役に立とうと思わなくてもいい。

役に立ちたいと思っても何故か苦しむ人は、「役に立たなくてはいけない」「誰かを笑顔にしなければいけない」という強迫観念につかまってしまっている。

強迫観念にかられるまで他人の役に立とうとしなくていいのです。

いったいどういうことなのか。

人の役に立つというのは、言葉を変えると「あなたが夢中になれること」。

夢中になれる内容が人の役に立つものでなくてもいいのです。

夢中になれること自体が他の人の役に立っている。

夢中になっているあなたの姿が他の人を助ける。

そういう意味では他の人のことを考えるより、まずは自分を助けるのが先なのですね。

自分が明るく楽しく生きる。

明るく楽しく生きるには何か夢中になれるものがあればいい。

なければ探してみればいい。

世の中メチャクチャ広いですから。

必ず見つかります。

今は夢中なものがなくても必ず見つかる、だから自分も生まれながらに人の役に立つ存在である。

そのことを是非知ってほしいのです。

by You