人間の面白さ。

親愛なるあなたへ

人間は面白い生き物です。

人間を人間として見ると嫌なこともたくさんあるけど、一つの生き物として観察すると色んなことが分かってきます。

たとえば、人間は自分にとってトクなことをする生き物である。

夜の静かな住宅街に騒音が。

その騒音が、たとえば話し声や歌声だと近隣の住人は烈火のごとく怒ってそのお宅に怒鳴り込む。

ところが、これが喧嘩の声や悲鳴のときは怒鳴り込もうとは思わないのです。

うるさいなとは思うけど怒鳴り込もうとは思わない。

怖くなったり心配になるかもしれない。

何故かというと、自分が巻き込まれる可能性があるからです。

ここが大切なところなのですけど、人生ダメにしてしまったり人間を嫌いになってしまう人は、これを「人間は最低な生き物だ」と捉えてしまう。

そうじゃないのです。

この性質は面白い。

自分にとってトクなことをする性質だと知ることで、じゃあどうやって相手にとってトクな人間になろうかと思う。

それが奉仕の精神である。

人間の基本的な性質は人間性と関係ありません。

そして基本的な性質を観察すると、面白いですよ。

まじめで優しくて人生を真剣に考える人ほどこの落とし穴にハマッてしまう。

人間は面白い。

このことを是非覚えておいてくださいね。

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