いい人は相手を嫌いになりましょう。

親愛なるあなたへ

いい人というのは誰からも好かれて素晴らしいと思います。

それはそのままにしておいて、もし心が苦しいな、と思ったらちょっと聞いててくださいね。

それは、いい人は嫌な人がいたら「コイツ嫌なヤツだな」と真っ先に思いましょう。

私は人のいいところ見つけようとか、感謝して生きようとか立派なことを書いてますけど、それはあくまで「普通の人」であることが前提です。

これと対極の内容で「好き嫌いを優先する」という記事も書いてますけど、いい人はまずそれを実践してみてください。

私は人の好き嫌いを激しくすることでいい人から脱却しました。

私が元いい人だったから分かる心理なのですが、いい人というのは相手を嫌なヤツだと思えないのです。

ちょっとは思うけど、それ以上に人から嫌われる自分に欠陥があるんじゃないか、と思ってしまうのです。

営業をやってる人で客からクレームや文句を言われて鬱になる人とならない人がいます。

鬱になる人は責められる自分に欠陥があると思う。

「自分はダメな人間だ、こんな人間が迷惑をかけて、相手の時間をとって本当に申し訳ない」と頭を下げる。

ところが鬱にならない人は「コイツ嫌なヤツだな」と、まず思う。

そして「嫌なヤツだけど、仕事だから仕方ないな」と頭を下げる。

それでいいのである。

だって所詮仕事ですから。

いい人は相手を積極的に嫌いになると自分を好きになれる。

そういう風になっています。

by You