親愛なるあなたへ
正直に言うと、今の日本というのは本当に明かりがなくて真っ暗な世界なのです。
それでも我々が生きていられるのは少しでも光に向かおうとするからだと、そう感じるときがあります。
変な話ですが、自分が地獄にいるときって地獄にいると分からないのです。
ものすごく辛い、どうして私だけ、とは思うけど地獄だとは分からない。
それが普通だと思う。
そんな中で幸せを目指すと周りから一つ浮いて出るから、自分が間違っているんじゃないかと思う。
その生き方はおかしいんじゃないかと思う。
でもそれは周りが地獄だと知らないだけで、私だけは光に向かって歩き出した。
一人だけでも不幸な人間がこの世から減る。
そのことを神様はすごく喜んでいるような気がするのです。
一人、また一人と周りから浮いてもいいから幸せの方向へ向かう人があらわれる。
自分の周りにはいなくても、世界のどこかにきっといる。
幸せの道を歩く人が集まってくる場所がある。
たとえ世界のどこにもなくても向こうの世界にきっとある。
科学者も理論家も、そして我々一般人も、心のどこかできっとそう思っているのです。
今は文句を言ってる人も泣き言言ってる人も、本当は心のどこかでそう思っているのです。
だからこの無明の世界を生き抜いていける。
我々は光に溶け込む最後の場所を知っている。
何回考えてもそう思います。
by You