知識麻酔。

親愛なるあなたへ

私も本を読んだり勉強したりするのが好きなので、「知識」はとても大切だと思っているのですが、ときどき注意していることがあります。

それは、人間というのは知識がいっぱい入ってくると、失敗に対する恥ずかしさを知識で埋めようとする生き物です。

行動しているときは恥ずかしさはそんなに恐れないもの。

ところが、行動をちょっと休んで知識に集中するとき、失敗の恥ずかしさを恐れるようになるのです。

そしてその恐れを知識で埋め合わせようとする。

自分が恐れていないように思い込ませるため、さらなる知識を詰め込もうとする。

おかしな理論武装に走る。

以前の私がそうだったように、いっぱい知識があるのに行動しない人はこの罠にはまってしまいます。

世の中の多くの人がそうかもしれません。

そこから抜け出すのは難しいかもしれない。

何せ「自分は恐れているんだ」ということを認めなくてはなりません。

そのためにも何も考えずに行動することは大切になってきます。

でも知識も必要だし、とても大切。

スッカラカンでいるよりも勉強した方がいいと私は思っているのですが、その落とし穴に注意しているとより知識を有効活用できると思います。

by You