親愛なるあなたへ
世の中には色んな問題がありますけれども、多くの人は「問題を解決しよう」とします。
もちろんその通りなのですが、解決の仕方が過去に視点を置いて「あれをどうしよう」「これをどうしよう」としています。
私が企業を見たり、人を見たりして多くのケースはこれで苦しんでいるのだなぁと思います。
恐らく今の日本政府もそうかもしれません。
ところが、建設的な人は未来に目を置く。
問題を解決するのではなく、「これからどうするか」を考える。
ある意味今の問題を放っておきます。
すると問題は放っておかれるから、しぼんでなくなってしまう。
「問題だ問題だ」という「餌」を与えないから、問題は「餓死」してしまう。
その間に「これからどうするか」を考えます。
「これからどうするか」を考えて実行している頃には何故かその問題もなくなってしまう。
例えて言うとこんな感じになるのでしょう。
日本の国民食である「梅干し」。
今でこそ当たり前の食材ですが、以前梅はすっぱくて食べられたものではなかった、というのは有名な話です。
ある人が、この梅の木がいっぱい生えてる土地を開拓して新しい農業を始めようとしました。
梅の木を一本一本伐採していきます。
「問題」を解決していきます。
「ふぅ、全部終わった・・・と思ったらまたここにも梅の木が!」
「またここにも木が!」
新しく土地を開拓するのに次々に問題が。
それをまた伐採して「解決」していきます。
ところが、もう一人の人は違いました。
こんなに梅があるんなら、植える手間も育てる手間も省けるから何か作れないだろうか。
「これからどうするか」
分かりますか?
by You