外国を知らなくても。

親愛なるあなたへ

「死後の世界はあるのか、ないのか」

科学出理屈家の私は、自分自身で色々実験して理論的に(?)「ある」と思ってしまった方なので、それでよしとしてるんですね。

ですから周りの人が信じようが信じまいがあまり興味がありません。

信じている人を特にかわいがるわけでもなく、信じていないと一切の情報交換をしないのでもなく。

ただそういう話が好きな人同士で盛り上がることはあるかもしれませんけれども。

昔の人は外国があるなんて知らなかった。

海の向こうは滝のように奈落の底へ落ちると思ってて、まさかぐるっと回って自分のところへ戻ってくる構造になっているとは思ってもみなかった。

それでも何とかなったのですから構わないではありませんか。

あの世があるなんて知らなくても、ぐるっと回って生まれ変わるのが分からなくても何とかなるのです。

話が少しそれますけれども、「天国や地獄はあるのですか」という話があるのですが、幽界、霊界、果ては何たらワールドみたいにスピリチュアルの難しい言葉が並びますけど、「自分と同じ人ばっかりが集まるとこに行く」という、極めてシンプルな構造になっているようです。

そうすると天国や地獄はあるとも言えるし、ないとも言えます。

自分が意識・無意識問わず人をいじめてるなら、そういう人ばっかりがいるところへいって自分も周りも同じ目に合う。

それは確かに「地獄」と呼べるのかもしれません。

私も記事の中に書いている地獄というのはそういうことを指しています。

針の山があったり煮えたぎった血の池があるわけではないでしょう(科学出ですから理論的に)。

「天国」という言葉も出てきますが、きっと天国と地獄の明確な一線があるわけではないのでしょう。

そしてその地獄が嫌だったり天国で飽きが来たら「もっとマシな方へ行きたい」と思う。

そのために三次元に生まれ変わるのか、別の世界へ行くのかは「向こうの事情」なのかもしれませんけれども。

それを「魂の成長」という。

そしてそういう魂の集合体が、普通「神さま」と呼ばれている存在。

神さまの定義については大分前に「人間を形作る60兆個の細胞」に例えて書いています。

人間と同じなのですから、神さま自身も成長し続けています。

だから神さまも完璧とも言えるし、完璧でないとも言えます。

私が神さまは完璧だ、絶対だ、と記事に書いているのは「この世から見たら完璧で絶対」なわけです。

そしてその「完璧な力」でこの世界と私たちの人生をサポートしてくれています。

引き寄せたきゃ引き寄せてくれるし、奇跡が必要なら惜しげもなく披露してくれる。

一方、「完璧でない」とはどういうことかというと、どうも向こうの世界では私たちの魂が経験した情報を「共有」しているようなのですね。

すると神さまは人間だけでなく、「天(宇宙と言うと私たちがいるビックバンで始まったとされる世界だけになってしまうので)」に存在するあらゆる魂の集合体ですから、そのあらゆる魂の情報を集約してより叡智を高めていくようです。

勝手に盛り上がりましたが、要はこういうことを知っても知らなくても今世はなんとかなるということですね(笑)

だから仲のいい友達や恋人、家族がこういう話が嫌いなんです、という相談があるかと思うのですが、知らなくたって何とかなるのですから「ああ、みんな何とかなるんだな」と、「ちょっと上から目線」で思ってあげてはいかがでしょう。

きっと楽になると思います。

知らなくても何とかなる、ただ知ってる自分はかなりトクした、という損得勘定だけでよいではないですか。

by You