親愛なるあなたへ
私がいい人をやめてまず気づいたことが人間関係に対する考え方なのです。
いい人は、「真摯に」「心から」人と付き合おうとする。
「仲良く」しようとする。
もちろんそれも大切なことなのですが、何かで傷ついたり人間不信になると距離感が取れなくなってしまうこともあります。
そのときは、「普通の人」が無意識にやっているこのやり方を是非覚えておいてください。
それは、心を開くのではなく「一歩引いて」、「その人がどういう人間なのか」を「生物学的」に観察する。
疑いながらではなく、見下すのではなく、非常に興味をもって。
私は嫌な人に連続して会うと、そこを「ガラパゴス諸島」と呼ぶことにしていまして、独自の進化を遂げた素晴らしい土地だということになるのです。
もし感情的に「嫌だ」、と思ってしまうと、その気持ちも必ず伝わり気まずい空気ができてしまいます。
特に接客業だと致命的で、そんなときは「出た」と思いながら愛想振りまくと何故か相手は「自分に興味を持ってくれている」と思うのか、「表面上いい感じ」でやり過ごせたり。
もちろんそうじゃないときも多々ありますよ。
人間関係は「自分と相手の間に薄いガラスがあるような感じ」と書いたこともこれに通ずるものがあるように思います。
by You