信じ切る姿。

親愛なるあなたへ

桜の花。

春になると満開の花をさかせる。

夏でも秋でも冬でもない。

春のその暖かな時期を察知して満開の花をさかせる。

暖かな春ののち、急に氷河が襲ってくるやも知れぬのに。

実際そんなことはないけれども。

それでもその可能性も含め、桜は自然を信じ切っている、ということである。

信じ切る姿。

自然の理法に身を委ねて信じ切り、精一杯。

それは美しいものだと思うのです。

by You