親愛なるあなたへ
お花見の季節になりました。
何故お花見をするのだろう。
そんなことを考えます。
キレイだから、というのであれば東京ディズニーランドのエレクトリカルパレードや日本ミスコンテストでもいいはずである。
桜を見てきれいだと、子供の頃はなかなか思わない。
ところが、世の中に出ると何故か桜を見たくなる。
辛い時ほど見たくなる。
本当に美しいなぁと思う。
見ると落ち着くというか心が透明になるというか。
病気した人、そして死を目前にした人が見る桜というのは輝いて見えるそうである。
命が輝いている。
何故そこまで我々日本人がお花見を大切にするのかというと、「一花咲かせて散ってゆく」人の一生と重ね合わせる部分があるのだと思います。
本当はパッと咲かせて散っていきたい。
その声に従えばいいのだと思います。
せっかくいただいたこの命、一花どころか二花も百花も咲かせていこうではありませんか。
by You