親愛なるあなたへ
私は「敬語」というのは誰に対しても使えるものだと、そう思っています。
やってみると結構便利で、相手との立場や自分の見栄をいちいち気にしなくなるので精神衛生上非常に使える言語です。
本当は自分が偉いと思いたいのに「下手に出なきゃ」と思うから変になるのだろう、と。
それまで立場が分からなかったのに年齢や肩書きを聞いた瞬間急に横柄になったり、そうでなくても何だか自分が優位に立ったように思う心理はその証拠なのかもしれません。
私もいわゆる「サラリーマン」だった時代にはそういう態度でものを見てましたけれども、辞めてからは年上年下関係なく敬語を使って、それなりに自然な感じでいってますから、「年下に敬語だとナメられる」「同期、同年代に敬語だとよそよそしい」ということは本当はないのでしょう。
敬語は「敬う」「言葉」。
改まる必要はなくて、相手を「一つの人格を持った一個人として向き合う」、ただそれだけで上手くいくと思います。
by You