家族の関係という謎。

親愛なるあなたへ

我々は「家族の関係」というのをもっと客観的に冷静に見ていかなくては、と思うときがあるんですね。

世間の会話やいろいろな家族模様を見ていても。

それは家族というのは、世間の人たちとは異なる何か特別なつながりを持っている、という「誤解」から始まるのだと思います。

もちろんそういうのもあるかもしれませんが、そこから「距離が近すぎて」苦悩が始まるから、多くの「家庭問題」というのがあるのでしょう。

距離が近いから何かお互い特別のことが求められ、あるいは特別なことも許されてしまう、と。

そこに問題というか、悩みのタネがあるように思うんですよ。

よく血縁という言葉を聞くのですけれども、そんなこと言うと、遡れば世界中全員家族になってしまいますからね。

ましてや日本人は島国でその中で婚姻を繰り返してきたのですから、特に民族性は強いでしょう。

これは厳然たる事実です。

まずは、「家族はよく考えれば他人である」という基本的な概念を受け入れれば、関係性も変わってくると、そう思うのですよ。

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