自動化の時代。

親愛なるあなたへ

率直に、もっとみんなが「不労所得」というものに価値を見出すべきだと思うのです。

「働かなくてズルい」という考えを超えてね。

だって今は機械もあるしコンピュータもあるしこれからはAIなんてのも出てくるでしょう?

人類がここまで発展してこれたのは、まぎれもなく「自動化」が進んで余った時間で次のアイディアを考える、というサイクルのたまものであることは言うまでもありません。

昔は東海道五十三次で見られるように東京から京都まで宿場を何日も渡り歩いてきたわけじゃないですか。

時間もかかるし、しかも歩かないといけないからその間は考え事くらいしかできない。

ところが今は新幹線で2時間ちょいで着いてしまうし、乗ってる間はパソコン広げて何でもできる。

これを批難する人はおそらく誰もいないことでしょう。

世間と自分がどれだけラクできるか、ということだと思うのです。

不労所得」というのは「自分だけ」ラクしているイメージが強いから恐らく批判する人が多いのでしょう。

でも、システムを作り上げてそれに見合ったお金が流れこんでくるのだとしたら、間違いなく世間もラクになっているわけです。

それを本気で考えないから苦しくなる。

理論的に、今人間がやっている単純作業は全て機械やコンピュータでもできることばかりです。

技術が追いついていないだけで。

ということは、その技術のアイディアを出せばいい。

そしてそのアイディアを世間が受け入れるだけの器を持てばいい。

15社以上も会社を見てくると、このシステム化というのが会社によって大分違う。

社会のシステム化は一様に進んでいるわけではないのです。

アイディアを出すのを我々人間が担当する。

そして残りは機械にやってもらう。

今のところ、これが究極の形でしょう。

機械ばかりになんでもさせて、人工知能に何でもさせて、その機械に対する倫理観(「ターミネーター」や「イヴの時間」みたいな)が発生してくるのはもっと後のこと。

我々はそのレベルまで到達していないのですから、とにかく我々人類がラクできるためにはどうしたらいいかを考えることだと思うんです。

p.s.

機械やコンピュータが得意ではないという人からすると、「私には関係ない」「私には無理だ」と思ってしまうかもしれませんが、そうではなくて「システム化」ということです。

「システム」とは機械やコンピュータの意味を実は含んでいません。

「仕組み」ということです。

自分が普段何か作業をしなくてもまわる仕組みを考えるということですね。

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