先人の知恵。

親愛なるあなたへ

観葉植物を育てている人あるあるなのですが、ある日部屋にコバエが飛んでいるのを見て「ああ、夏になったな」と思うのもつかの間、あっという間に飛ぶ量が増えてきて観葉植物の土の上を無数のコバエが元気に走り回っている姿に身震いする、ということがあると思います。

最初は頑張って個別に駆除していくのですが、そのうち数に追われるようになり、最終的には「これも自然の一部だから・・・」と無理やり自分の心に言い聞かせようとする心理が働くのは果たして私だけでしょうか。

アレ、「クロバネキノコバエ」という舌を噛みそうな名前のハエらしいのですが、それを一瞬にして駆除する(かわいそうですが)という方法があるそう。

植物への影響を考えて殺虫剤はできれば使いたくなかったのでネット検索した結果、なんと、「観葉植物の鉢ごと水に沈める」という方法を発見。

これ、昔からあるやり方で先人の知恵なるものらしいのですが、水に弱いこのコバエは「水没」してしまい、土の中にある卵や幼虫も浮いてくるのでそれを流せば一石二鳥にも三鳥にもなるという。

なるほど、これは素晴らしい知恵だ、とさっそく試して一日様子を見てみた結果、翌日、倍くらいの数が元気に飛び回っておりました。

水で元気になったんか・・・。

きっと私のやり方のどこかがまずかったのでしょう(時間が短かったか後処理がまずかったか)。

今回の効果のほどはさておき、先人の方々の感覚的なその「理論の合理性」にはいつも驚かされます。

by You