親愛なるあなたへ
携帯電話が流行り出したその時代、メールは便利だが手紙に比べて「人間味がなく」それでは思いや深いところが伝わりにくい、とよく言われたものです。
それはテレワークが浸透しつつある現代においてもまったく言えることではありますが、ネットワークを通じたコミュニケーションというのをひたすら続けていると、「相手の今の状況や背景を想像するようになる」ので、生身の人間同士の血の通い合ったコミュニケーションを超えた、もう一つ別の世界を学ぶよう、世界がインプットされているような気もするのです。
それこそ温故知新、古きを訪ね新しきを知るではないですが、生身のコミュニケーションが大切なのはいわずもがな、その次のステージとしてより自らの想像を膨らませて相手と向き合いなさい、とも言わんばかりの宇宙の意識のような。
生身で向き合うのも結局相手の背景や現状を想像しながら対応するのが「コミュニケーション力の真髄」であろうかと。
それのより高度な技術がこのオンラインの世界であろうかと。
そもそも生身の人間同士の想像力を筆者ができているかどうかは別として、持論を述べてみたくなる今日この頃です。
by You