関西との縁。

親愛なるあなたへ

これまでの様々な縁を思い浮かべてみる、点であった縁を線でつないでみる、と、色々ある中でもその地に呼ばれたことに深くうなずけるかもしれません。

個人的な関西との縁につきまして。

アインシュタインが最初に降り立ったのが、神戸港でした。

世紀の大天才が最初に降り立った地が、ここ関西。

時は流れ、アインシュタインによってもたらされた量子力学の発展により、化学反応を理論的に解明し、日本人で初めてノーベル化学賞を受賞した福井謙一先生は、大阪育ちで京都大学のご出身。

今度は時代をさかのぼり、幕末から明治の初め、「日本の近代化学の幕開け」とも言われる日本で初めての理化学高等専門学校「大阪舎密局(せいみきょく)」を開設したのが、ここ関西の地。

完全に個人的な「化学に携わるという小さい小さい点」であってもその出発点に目が行く。

縁ができたときはその意味を全く理解できずともその時がくる、点を線で結びつける時が必ずどこかにある、まるでクロスワードパズルのような、縁とはまことに隠された不思議な概念であるとそのように思った昨今であります。

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