京都で大阪ばりの自由さを。

親愛なるあなたへ

日本で有名な大学と言えばやはり「東大・京大」ですね。

今回は関西にいるうちにということで、京都大学吉田キャンパスへお世話になりました。

仕事柄受験問題には触れるのですが実際に行ったことがなく、是非「天下の名門大学」の体感をと。

京都大学東京大学とよく比較されるところでありますが、その中で「自由な校風」が魅力と聞いておりました。

現存する日本最古の学生寄宿舎「吉田寮」に住む個性あふれる京大生を紹介した記事を読んだことがありますけれども、非常に魅力的であります。

実際に構内に足を踏み入れると、まるで大阪に降り立ったときと同じような感覚に包まれましたね。

「自由」。

行ったのが日曜日で雨が降っており学生さんはほとんどいらっしゃらなかったのですが、それでも非常に自由な雰囲気を感じました。

京都が堅苦しい、というわけではないのですが、周りの雰囲気とまた一線を画した京大ならではの「結界」のようなものでしょうか。

知り合いの先生にも京大ご出身の方がいらっしゃり、その先生に伺うと「京大生の3分の1が『行方不明』になる」(笑)

卒業後、大抵どこで何をやってるかは大学の系統で想像がつくのですが京大生はそうではないらしいですね(笑)

それくらい自由な校風であると。

実は京都大学には個人的に色々とご縁がありまして、日本人で初めてノーベル化学賞を受賞した福井謙一先生のご出身が京大。(今回はその記念碑を見に行くのが目的でした!)

しかも福井先生のノーベル賞受賞年が私の生まれた年。

さらに、前回ご紹介しました近代日本化学の幕開けである理化学高等専門学校「大阪舎密局(せいみきょく)」が旧制第三高等学校、つまり現・京都大学の前身なのだそうですね。

お世話になっている化学というご縁に加え、さらに自由を愛する心と相通ずるものがあって呼ばれたのか非常に貴重な体験でありまして、心からの感謝をと。

大学は違えど、小生もおそらく「行方不明者の一人」でありますから(笑)京大生に負けないくらい今後も自由に人生を謳歌していこうと決意した一日でありました。

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