そらいけ!の反動。

親愛なるあなたへ

電子化が加速している昨今。

コロナ禍を背景に、全世界の流れに乗って日本も政府主導で「そらいけ!」の状態でありますが。

もちろん、非常に大きなメリットがあると思います。

働き方改革と言われる通り、これまでの既成概念を崩す、つまり皆がより自由になれる動きにも大いに貢献し加速し始めました。

これら大きな転換のためには莫大なエネルギーを伴いますから、政府が進める何でも電子化・学生さん一人一台パソコンという脇目もふらず「そらいけ!」の状態は確実に必要な過程です。

しかし、筆者には四大公害に代表される「高度経済成長時代の環境汚染の流れ」が非常に重なるのです。

あの時代も「そらいけ!」で、メリットしかなく誰も「そんな副作用」があるとは思っていなかった。

敗戦後の焼け野原から日本が裕福になる、それが独善ではなく「日本国民全体への善」であった。

今もまさにその通り。

電子化も誰がどう見ても「効率化のメリットは認めざるを得ない」。

もちろん背景には電子化が進んでいる中国などへの対抗心など政府のエゴもあるとは思いますけれども(笑)現実面として「日本国民全体への善」を実行しようとしている。

しかし「そこにどのような副作用が潜んでいるのかは分からない」のが人間の歴史です。

だから、それを常に意識する。

私も対外的には場面に合わせて「アナログオタクなので」と忖度する場合もありますけれども内心は電子化大好き人間で(笑)その価値は大いに認めています。

だって確実に「ラク」ではないですか。

そして物がなくなるから「スッキリする」ではないですか。

しかし、同時にその危険性も感じる。

自身はSNSなどにほとんど手を出さない(既読無視など色々問題になってましたね)のですが、そういう「副作用があるんだ」と常に意識すれば自然と避けられるのではないでしょうか。

革命と前進のためには莫大なエネルギーは必須。

しかしその先の副作用を常に忘れない。

そうすれば、いざそういう場面に遭遇しても地球上で最高知能を有するとされる我々人間という存在は必ず対応し乗り切れるのではないかと、そのように思います。

by You