面倒くさい中の自由。

親愛なるあなたへ

確定申告の時期が来ましたね。

法人の場合は好きな時期に決算できますが、個人事業主はこの時期と決められております。

本当は2月16日から3月15日までなのですが、所得税を「払う」のではなく、源泉徴収などで「還付を受ける」場合は1月からオーケーになります。

毎年この時期、正直「相当メンドクサイ」のですね。

しかし、そのメンドクサイ中にも自由を感じる。

複式簿記の帳簿を見直して、証ひょう類と突き合わせ、決算書と申告書をつくってe-taxで送信し、全ての電子データをまとめてバックアップを取る。

これがまたメンドクサイのですよ(笑)

間違いやシステムエラーが出るともはや泥沼化。

まあ職業柄そんな大した量ではないですしほぼパソコンがやってくれますが・・。

それでもそんなメンドクサイことを毎年やるのは憂鬱になるのが一般的。

ところがこの時期はメンドクサイ気持ちの中にも嬉々としている自分も一つ。

「自由を感じる」

自分でちゃんと税金を納めているし、「仕事による入金」があればいいだけでこの方法論は日本国内だったらどこでも通用するから怖くない。

サラリーマンだと会社が全部やってくれるからラクだけれども、その部分を差し引いても毎年ここで感ずる自由の味覚はもはや手放せないものであります。

いつかも書きました、雇用されているときに無意識に感ずる恐怖心(私もそうでしたが)とは「社会の仕組みを知らないこと」なのです。

「仕事を失うから」ではない。

事務職を経験したこともあって細かい作業が比較的苦にならない性格も一因だとは思いますが、面倒くさい中の自由、そういうものもあると思うんですね。

by You