親愛なるあなたへ
筆者はこれまで「食」にそこまで興味がなかったのですが、方位取りの旅行先で撮った「ご当地の美味しいもの」を見返す度にヨダレが出る昨今。
極貧生活を経験したことによる「食へのありがたみ」から何でもおいしく食べる意味はあると思うのですが、一方で、健康や若さを保つという無意識による「抑制」もあったように思います。
年齢を経てそれらから解放されたときに、純粋に食への興味が。
いつまでも健康でいたい、若くいたいというのは人の常でありますが、それも一つの執着なのだとすると、それらから解放されたときに人生の純粋な楽しみが増えるようにも思います。
小生の愛読書で数年前にもご紹介しました「『いい人生だった』と言える10の習慣」(著:大津秀一)」の中にも、「どれだけ健康でどれだけ若く見えても病気で全て一瞬で損なわれる現実がある」「健康や若さを人生の目標にしてしまうと、不意の出来事で失われたとき人生の価値が根本から揺らいでしまう」とあります。
本当にその通りだなと。
当方も30代前半、大学界隈に至っては学生もどきに判定されることもありおそらく「若く見える」部類に入るのでしょうけれども、それに囚われる必要もないと。
もちろん食への過剰な執着により健康やその他を失うのは本末転倒になってしまうかもしれませんが、一つ「何かを食べる」という当たり前の行為に別の角度から意味を見出せた貴重な体験でありました。
by You