人の変わりようと多様性と若さ。

親愛なるあなたへ

しばらく表舞台から姿を消していた芸能人の方の、年齢を含めた変わりようを見て「別人だ」「年とったな」「ショックだ」と言う書き込みを見かけます。

自分が憧れていた人ならまだしも、「ただ有名だから」という人にまでそういう書き込みをするのって、よく考えると不思議なことです。

人間は年もとれば変わるのは当たり前のことでしょう。

芸能人の世界は自分たちとは別物だから不思議な時間が流れている、極端に言えばそう感じている、あるいはテレビに出る人だから常に自分磨きではないですが、変わらないよう努力しなければならないなどの責任論、様々でしょう。

そういう感覚が分からなくもないですが、突っ込んだ話をしてしまうと、そういう書き込みをする人って自分のことが見えなくてこの先人生も変わらないだろうな、と想像してしまいます。

まさか自分も同じようになるとは思っていない。

自分が年をとって身体が動かなくなって白髪・シワだらけになって死ぬとは思っていない。

そうでしょう。

さらに、変化への抵抗性から家族や恋人、子供に自らの価値観を押し付けている可能性が大いにある。

テレビの向こう側の話だけで自分の子供だったら何でも受け入れますよ、という人でも例え話ですが明日黒人のフィアンセをいきなり連れてきてアフリカで結婚します、と言われたらどうか、と。

有名であろうがなかろうが、人の変わりようを「そりゃ変わるわな」とただ一言心に思うのが多様性。

そして不思議なのですが多様性を認めると、同じ時間でもコリ固まった考え方がほぐれて時間もほぐれるのか若くなる傾向があるようです。

柔軟な思考の人、多様性を認める人は総じて若々しい。

そういう自分へのメリットもあるから、これは認めてあげた方が絶対に得ですね(笑)

p.s.

もし何か目の前の変化に疑問や不安を感じるのであれば、一つずつ具体的に対処すればいいわけです。

日本人は変化の際の問題を具体化しない。

何となく抽象的で答えを出せないような問題を提示する。

具体的な問題に具体的な対応を示されれば、あとはやってみないと分からないのだからそこは挑戦でしょう。

厳しい言い方をすれば、問題を具体化しないのが先の自らの価値観を押し付けていることの責任を逃れる手法で、挑戦を疑問視するのが自分の人生を変えられないところへ結びつくことになると思うのですね。

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