親愛なるあなたへ
本日、人生で初めてクレジットカードの不正利用に遭遇しました。
セキュリティーが機能してくれて事なきを得ましたけれども。
三井住友カードさん、本当にありがとう。
詳細は存じ上げないのですが、その人の普段使いの金額や利用内容の傾向をつかみながらシステムがエラーを検知するのでしょう。
しかし近年は手口が巧妙になり、少額を少しずつ引き落とすことでセキュリティーをかいくぐっているとも。
今回は数十万単位の引き落としだったので明らかにシステムが「おかしい」と判断できたのだと思います。
私の場合、ナンバーレスでカード番号を見られない上、カード番号を入力したサイトも全て管理し、怪しいフィッシングには一切ひっかかっていないはずなのに、不思議でした。
サポートセンターの方によれば、16桁のクレジット番号とセキュリティコード3桁をランダムに組み合わせてマッチングさせる、という手法で、比較的簡単にできてしまうのだそうです。
事の顛末を報告したら、中学から付き合いのGoogleの天才曰く、16桁と3桁の数字の組み合わせのみで管理する現在のクレジットカード体制は「驚きの低セキュリティー」。
彼が、「だって、何かのアカウントでパスワード作る時、数字だけだと安全性の低いパスワードですってはじかれるでしょ?」と。
確かに。
今は数字と英字だけでなく、大文字混ぜたり、中には記号を求められるものもありますからね。
メインで使うクレジットカードでなかったのが幸いでした。
もう一度すべてのサイトで設定し直しは大変です。
でもすごく勉強になりました。
先のサポートセンターの方がおっしゃられたのは、不正検知システムは日々進化しているけど、セキュリティーをかいくぐるのをゼロにはできないから、利用のたびにメール通知する設定で自己管理をお願い致しますと。
なるほど。
一部対応していないカードもありましたが、毎回メールが届くのが煩わしい、などとは今回の件で言ってられず、全て通知設定に変えました。
これは絶対におすすめです。
まさか自分が、と皆さま思われるでしょうけれど、手前味噌で申し上げますけれども管理能力が非常に優れている(笑)私でもこうなります。
便利な世界ほど自己管理力が求められますね。
クレジットだけではなくて、いつぞや書きましたITの進化により人間の精神や生活形態にまで侵食が始まっているから、自らの精神への自己管理、そういうことへも通ずるのではないかと。
小生がLINEを大昔にやめた理由もそれで、その世界から逃れられる自信がないのですね。
必ず既読だなんだので現代の多くの人が抱える問題をLINEをやりながらはねのける自信がない。
管理できないものには手を出さない。
便利な世界ほど、自己管理。
繰り返しましたが、今後、きっとこの言葉はどんどん重要になっていくのだと思いました。
by You