親愛なるあなたへ
ケンカすることはいけないことではありません。
幼稚なことでもありません。
大人になってからも、大いにケンカしていいのです。
ケンカには、子供のケンカと、大人のケンカがあるのです。
ケンカするのは子供のすることと決めつけているのは、子供のケンカと大人のケンカを区別できない人です。
二つの区別は、難しいことではありません。
子供のケンカは、相手の主張を認めないことです。
大人のケンカは、相手の意見を聞いて、自分の主張をすることです。
組織では、協調性という大義名分の陰に隠れてケンカを抑圧してしまいます。
その方が、従業員を操作しやすいからです。
ケンカをしなくなると、人間の成長はストップします。
そして、そこから淀みが生まれます。
これが、迎合です。
迎合は、相手の主張を聞いているようで、全く聞いていません。
必ず陰口に発展します。
人間は、誰とでもケンカしたいのではありません。
相手から自分が持っていない何かを得ようとするから、ケンカするのです。
相手に何の興味も持たなければ、ケンカしようとも思いません。
ケンカは、ドラマです。
心が動くことです。
ケンカから、物語が始まります。
悟りの境地を開いた偉人・賢人たちは、ケンカしなくなったのではありません。
乗り越えてきたのです。
いきなりケンカしない境地を求めないことです。
ケンカは、しないのではなく、乗り越えていくことです。
by You