親愛なるあなたへ
僕は先月親友の結婚式に行ってきました。
披露宴の席でテーブルスピーチをする機会がありました。
事前に分かっていたので、何をしゃべろうか構成をしっかり考えてから臨みました。
でも、当日はまとまりがつかなくなってしまいました。
初めてのスピーチだからというのもありますが、それだけではないのです。
僕は、彼の魅力をみんなにものすごく伝えたかった。
でも、そのスピーチでは「自分が伝えたい」という気持ちが強すぎたのです。
スピーチを聞く側に立っていませんでした。
「魅力を伝えたい」という熱意は大切ですが、スピーチというのはみんなのためにするものなのです。
みんなが楽しめて笑えるのが、スピーチです。
どんなにこちらが熱を伝えたくても相手が楽しめなければ意味がありません。
僕は製薬会社にいたときプレゼンターをずっとやっていましたが、そのときの心構えを思い出しました。
僕は、どうしたら相手が分かってくれるかということを常に考えていました。
こんなに難しい複雑なことをどう説明したら相手が分かってくれるのか、という姿勢を大切にしていたのです。
僕がその姿勢を大切にしていたから、今までにはなかった部門からのプレゼンテーションにもみんなが積極的に参加してくれたのです。
当時の部長も「これがプレゼンテーションや」と言ってくれたのです。
今回の経験で、痛感しました。
相手がこちらに目を向けるのは、自分が本気で相手のことを考えたときです。
製薬会社にいた当時、いきなり新部門の窓口役になったけれど、そこで試行錯誤したことはこの上ない素晴らしい経験でした。
その経験がなければ、今気づけなかったからです。
僕は、みんなをハッピーにできるプレゼンターを、目指します。
p.s.
僕が今まで経験した3つの飲食店は全て売り上げが上がっています。
なぜ引き寄せられるようにお客様が来てくださるのかというと、それは、僕がお客様の幸せを本気で想っているからです。
by You