親愛なるあなたへ
世の中は分からないことだらけです。
決して全てを悟ったと思ってはいけないのです。
「神様や真理を読み切った!」と思ってはいけないのです。
宗教同士が戦争するのは、お互いが神様を読み切ったものだと間違った解釈をするからです。
それは宗教が悪いのではなくて、崇拝する側の責任です。
僕は、記事の中で自分が真理だと思うことや目に見えない世界について書いていますが、それらは森羅万象の枝葉に過ぎないのです。
本当の根本の事象は、誰にも分かりません。
僕の究極の問いは「あなたは今、本当にそこに存在するのか」です。
「創造の瞬間を誰が知ろうか。神もまた知らず」という言葉があります。
本当のことは、神様ですら分からないのです。
僕は、森羅万象の根本に焦点を当てていると書きましたが、それは知的探究の一つです。
全てを明らかにした賢者ではないのです。
僕が答えの絶対見つからない禅問答に向かいあっても崩れないのは、感謝の心があるからです。
全てが分からないから、感謝するのです。
理屈ではありません。
心で感じているのです。
全てを知ろうとする欲望から解放されると、人間は感謝をするようになります。
感謝の心は、謙虚の心そのものなのです。
by You