親愛なるあなたへ
段取りを鍛えるとは時間とお友達になることです。
どのくらい時間と親密に付き合えるかがカギなのです。
あれをしてこれをしてとバタバタするのが嫌だと思っている人は、時間とお友達になる感覚を持ちましょう。
僕は今回の引越しでバタバタの段取りを楽しみました。
午前0時をまわって引越し当日になっても引越しの準備に全く手がつけられませんでした。
1時間で部屋の半分を片付けました。
翌日、引越し業者の方が思ったよりも早く来られることになったので、部屋の残りの半分を40分で片付けました。
トラックが到着する1時間前は普段と何一つ変わらない台所で料理を作ってご飯を食べていました。
そういうときに限ってたくさんの料理を作ったりするのです。
ご飯をかけこみつつ「ああ、ヤバイな」とか言いながら、ワクワクするのです。
ご飯を食べ終わったら、もうバタバタです。
僕は調理やサービスの仕事を通して段取りを鍛えてきました。
日常生活でも十二分に生かせるのでありがたい仕事をさせていただいているな、と思います。
時間がない中で何とかしようと思うと、人間は何とかする能力を開花させるのです。
時間と友達になることができる人はどんな状況でも可能性を見出すことができる人です。
段取りとは手の速さとか頭の良さとかではなくて「こうしたらイケるな」という可能性を探すことなのです。
by You