演じるのも、心遣いです。

親愛なるあなたへ

裏表なく全てを伝えられたら素晴らしいですね。

ただ、状況によってはそうでない方がハッピーになれることもあります。

優しい、愛のある嘘をついた方がいい場合もあります。

それと同じで、演じた方が幸せになれる場合があるんです。

例えばお客様のクレームに対してですね。

無意味に焦ることはないんですけれど、「焦っている様子」を見せるのって、すごく大事なんです。

みんなカッコつけたがるから堂々としていようとするんですけど、それってお客様にとっては横柄に見えて逆効果だったりするんです。

必要以上にへりくだる必要はないんだけれど、「あなたが優位なんですよ」っていう空気を作った方が、その場は収まるんです。

こんなのよくあることだっていうことでも、「初めてのことで焦っています」っていう空気感を作った方が絶対にお客様の温度も下がりやすいんです。

テクニックになってしまうかもしれませんが、こういうのって大事なんです。

魅せる技術って、お客様のためならものすごく大切なんですね。

by You