親愛なるあなたへ
商売では売る人がいて買う人がいます。
サービスする人がいてされる人がいます。
どちらの場合もお客さんが満足するのが最高ですね。
そのために売る側、サービスする側は一生懸命頑張ります。
商売力、サービス力というのがあるのですが、実はもう一つお客様力というのがあるのですね。
客というだけでどうしても上の立場に思えますが、そこにも一つの品性がある。
たとえば、店員さんで慣れない仕事にモタモタしてしまうときがある。
時間がかかってしまうときもあります。
そのときイライラしたりサービスが悪いなと思うのは、普通の人なんです。
もちろん、気持ちよく買い物したりいいサービスを受けるために来てるのだからそれは当然です。
ところが、相手が困っているのを見て他の店員さんに「困っているから助けてあげて」って声かけたり、「そのくらい大丈夫だよ」って少々の失敗に目をつぶってあげるのが、一つ上のお客様力なんです。
悪いサービスに寛大になれという、聖人君主のような話ではないんですね(笑)
困っていたら助けてあげる。
そういう簡単な話です。
一生懸命やって困ってるのか、やる気がなくてサービスが悪いのかは見ていればすぐ分かります。
色んな仕事をすれば分かることですけど、現場の仕事は大概は放り込まれて終わりです。
何も教えてくれないし助けも出ません。
そういうのが分かればちょっと寛大になれる。
そしてこれも不思議なのですけど、助け舟を出していると、何故か自分にはいいサービスがやってきます。
自分自身もいい気分でいられるために、一つ上のお客様力を身につけられたら素敵ですね。
by You