友情メンテナンス。

親愛なるあなたへ

友達には色々な人がいますよね。

「親友」と「知り合い」に分けられるほど単純なものではないので、距離感が大切なんです。

ただ、どんな友達も継続するには努力が必要なんですよ。

友達って放っておいたら友達でいられるんじゃないですよ。

きちんと手入れをしなければいけないんです。

親しければ親しいほど。

人ってすごい変わりやすい生き物なんです。

環境に左右される。

前まで友達だったのに連絡取らなくなったっていうことは、よくあることです。

これが知り合いとかそういうのならいいんです。

親友だとそう単純に割り切れるものではない。

だって親友なんですよ。

お互いのことが大好きなんです。

そもそも友達って同じ波動の人がくっつくんです。

だから、同じ環境で話の合った人が友達になる。

そのまま同じ環境なら、何の問題もないんです。

けれど人は変わっていくものです。

学生時代は似た者同士が集まるんですけど、社会に出るとそういうわけにはいかない。

みんなバラバラの生活を送るんです。

それぞれの環境に適応していく。

中には決断して意識を変える人もいる。

するとお互いの間に溝ができるんです。

これはいい悪いではなくて仕方のないことなんです。

自然現象。

だから、溝を埋めなければならない。

中には埋まらないこともあるんです。

絶対に埋まらないと分かってしまうこともある。

決して理解し合えない世界にいることが分かるんです。

それでも友達でいたい。

だってずっと支え合ってきたんですよ。

溝ができたら友達じゃなくなるんじゃありません。

その溝をお互い理解しようとしないときに関係が壊れるんです。

理解するのは溝を埋めることじゃないんです。

「溝ができたんだね」って言えるのが本当の友達なんです。

理屈ではありません。

だから無理に埋めることもない。

そのかわり努力が必要なんです。

溝がないうちは友達の値打ちなんか分かりません。

だって楽だから。

友情を何十年も続けるって、大変なことなんですよ。

新しい友達を作るよりも古い友達を大切にするほうがずっと大変なんです。

人間は完璧じゃありません。

完璧じゃないから理解し合えなくてもいいんです。

人は自分で納得した世界しか信じないように作られているからしょうがないんです。

それで、考え方が合わずに離れていくこともある。

親友だったのに離れていくこともある。

それはそれで仕方のないことなんです。

住んでる世界が変わるんだから。

どちらが悪いのでもありません。

お互いの成長のためなんです。

それでお互いに成長したときまた分かり合える日が来るかもしれない。

それまでの熟成期間だと思えばいいんです。

でもはじめに努力をする。

距離が離れることが分かっても、最大限の努力をしてみる。

友達ってすっごい大切なんですよ。

人生に親友が一人でもいたらこれ以上の幸せはないんです。

出会いというのは運命なんです。

不思議なご縁で結ばれる。

もちろんケンカすることもあると思うんですよ。

でもそういう不思議な巡り合わせって、すごく幸せなことだと思うんです。

全員と付き合えって言ってるんじゃありません。

合わないな、やっぱり嫌だなと思ったらどう思われても離れればいいんです。

人間関係を見直せばいいんです。

ただ、何かが心を引き留める関係もある。

神様が何かを与えてくださる。

その何かが、世の中で一番大切なものなんじゃないかと、僕は思うんですね。

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