親愛なるあなたへ
この世にはバランスの法則があります。
中庸というやつです。
どうしてバランスの法則があるのか。
それは、バランスが取れると上手くいくからです。
この世の全てのしくみは上手くいくようにできています。
上手くいくように調整されている。
だからバランスが取れてしまえば何の問題もありません。
いいことがあった後に悪いことがあると言う人がいます。
それはバランスが崩れている。
バランスが崩れているから元に戻そうとする。
悪いことが起きるんじゃないか、という波動が悪いことを呼び込むケースもあるのですけど、中には幸せ絶好調の時に何故か悪いことが起きることもある。
だからいいことの後に悪いことが起こる、という幻想が世の中に蔓延しているのですけど、本当はそうではないのです。
バランスを取ろうとする。
例えば、周りから評価されて調子に乗って進むと必ずつまづくときがくる。
調子がいいのだからもっと進んでいいはずなのに何故コケるのか。
それは、行き過ぎているからなのですね。
調子がいいのは結構だし幸せなのも素晴らしいことなのですが、時々その温度が高くなりすぎてしまうことがある。
それを元に戻そうとする。
不幸にしようとしているのではなくて、幸せを長続きさせるために真ん中の道に戻そうとするのです。
その戻す力が嫌なこととなって現れる。
いじめているのではなく、それに気づかせようとしてくれているのです。
周りがバランスを取ろうとする。
でも、もし自分でバランスがとれれば周りがやる必要はないですよね。
嫌な思いをすることもない。
少し行き過ぎたなと思ったら、自分でバランスを取りましょう。
周りから褒められ過ぎたら「運がよかっただけです」「みなさんのおかげです」と言ってみる。
自分の才能に高ぶり過ぎたら「人間なんてちっぽけな存在だ」とポツリと言う。
そうやってバランスを取る。
逆に自信をなくしたら少々傲慢になって構いません。
オレくらいすごいやついないだろうって。
いつも自分を真ん中に戻す。
それさえ忘れなければ、ずーっと上手くいきますよ。
by You