お客さんのためのお商売。

親愛なるあなたへ

お客さんのためにお商売する。

いい商品を提供する、いいサービスを提供する。

色々あると思います。

ホスピタリティの精神は語ればすごいことになるかもしれないけど、一番大切なのはもっと単純なところにあるのではないかと思います。

お客さんは商品を買ったりサービスを受けるのと同時に、そこに来たいのですよ。

また行きたいお店は、空気が好きだから人が集まる。

もっと言うと、店員さんとおしゃべりをしたいのです。

楽しい会話をしたい。

商売やサービスの内容によってはお話する機会があまりないものもあるけど、少なくともお店の人と関わりたいから来てくださる。

そしたら、商売する側は商品を売ったりサービスするだけではNGなのですね。

どういうことかというと、手を動かしたり作業をしながらお客さんと楽しい会話をする。

話ができなければ一声かける。

例えばなんですけど、携帯電話を売ってると登録の時間というのがあります。

この時間が長いのですよ(笑)

その時間、どうしたらお客さんが退屈しないようにできるか。

待っているだけの沈黙の時間ってすっごい疲れますよね。

それをお客さんに感じさせない。

楽しくお話していれば時間なんてあっと言う間です。

僕自身も作業がまだまだ遅いので偉そうには言えませんけど。

手を動かしながら会話する。

そうしたら今度来る時もここに来ようってなる。

それが人情ってもんでしょう。

人はおしゃべりしたい生き物で、自分の話を聞いて欲しい。

その望みに誠実に応えるのが本当のお客さんのためのお商売ではないかと思うのです。

手を動かすのは当たり前。

作業の前まではおしゃべりしていたのに、作業にとりかかったとたんに無口になってしまうとお客さんは不安になりますよ。

手を動かしながら作業なんかできないっていうのであれば、それを鍛える。

しゃべりながらでも作業できるレベルに鍛え上げる。

だってプロだからね。

いつでも楽しいおしゃべりをする。

お客さんの望みに応える。

それが本当の愛のある商売ではないかと、そう思うのですね。

by You