親愛なるあなたへ
この前、愛は全肯定であると書きました。
それも確かです。
確かなのですけど、勘違いされてしまうことがある。
何をしても肯定、あなたが正しい、というと歪んで伝わってしまう。
真意を伝えきれないのではないか。
褒める教育について書いたとき、そう思いました。
何が何でも肯定しようとすると、そこには気負いが出る。
すると子供はそれを敏感に感じ取る。
無理に自分を肯定しようとしている。
その心を見抜いてしまいます。
全肯定より、実はもっと大切なことがあります。
それは全てを受け入れること。
肯定するより、受け入れてあげること。
受け入れるのは覚悟がなければできません。
子供のことを本当に愛していなければできません。
子供が何をしても責めずに、全てを受け入れる。
愛とは全受容である。
自分には帰れる場所がある。
普段は自由に振る舞っていても、手を伸ばせば届く距離に。
学生時代、僕が人生について考えたときに確信したことがあるのです。
「家庭とは最後の砦であるべきだ」
愛についての一番最初で、そして今でも核になっている考え方です。
本当の愛についてみんなが分かる日がいつか来る。
今日も明日も、そして明後日も。
僕はそう信じているのです。
by You