物足りなさの修行。

親愛なるあなたへ

あー物足りない。

そんな声が聞こえてくる。

どっから聞こえてくるかというと、不幸な人から聞こえてくる。

不幸な人は物足りていない。

物欲が満たされないのではなく、本当に「物足りない」。

どんな物足りなさかというと、簡単なことでもやらない。

それをやれば上手くいくのにやらない。

たとえそれが上手くいかなくても、その流れでつかむ情報でだんだん上手くいくようになっているのに、やらない。

目の前にトンネルがあって向こうの光がすぐ見えてるのに、ぐるっと回り道して遭難してしまうような。

苦労する人は、実は苦労してたいのです。

不幸な人は、実は不幸でいたいのです。

幸せになりたいわけではない。

こうやると簡単に幸せになるよって言っても、やらない。

何故かというと、そんなに簡単に幸せになると「物足りない」から。

苦労は必要以上にすることないけど、物足りなさを埋めるために人は苦労を求めるのかもしれません。

かく言う自分も4年前に「苦労よどんと来い」と飛び出した。

はいいけど、人間元気なのははじめだけですね。

だんだん「なにくそこれしき!・・・ああ神様・・・」

苦労を山のようにするとだんだん苦労が面倒くさくなってくる。

ということは、いいこと聞いてもやらない人、理屈をつけて動かない人は、実は物足りないのかもしれない。

辛い辛いと言ってても、まだまだ苦労が足りないのかもしれない。

だから苦労しなさいっていうことではないのですよ。

抜けたいなら抜ければいいじゃない、そういうことです。

世の中には幸せを感じるのを罪だと刷り込まれてしまっている人もいますよね。

その場合はこれは無視して大丈夫。

また別のお話がありますから。

とりあえず、グズグズ言ってる人は「自分は物足りていないんだ」、そう考えると間違いないと思います。

体が不調でどうのこうの。

「玄米ちょっとでも入れてみたら」「そんなんで変わるわけがない」

物足りていないんです。

うるさい部長がいてどうのこうの。

「じゃあ転職したら」「いい仕事などあるわけがない」

物足りていないんです。

人間追い詰められて大満足すると何でもするようになります。

「藁をもつかむ」って、あれ本当ですよ。

苦労に大満足して藁をもつかむ気持ちになれば人は行動する。

ちっちゃなことでもできない人は苦労が足りないのだと思ってください。

あんまり大満足してはだめですよ。

いくら好きなものでも腹八分目にしとかないと後悔する。

腹八分にしてあとは簡単にいきましょう。

by You