苦労の実際のところ。

親愛なるあなたへ

苦労はした方がいいかしない方がいいか。

苦労は買ってでもしろと言うが、幸せな成功に苦労は不要と言う。

本当はどちらなのかというお話です。

上達にはある程度の努力が必要。

しかし、その先は才能の世界。

努力して努力して成功することって、実はあんまりありません。

才能が必要です。

その才能に磨きをかけると成功する。

歌やスポーツで成功してる人は、もともとそういう才能を持っているのです。

僕もピアノやったりテニスやったりしましたけど、あれはいくら努力しても絶対賞なんか取れないですよ。

100mを10秒だか9秒だかで走る人は、もともと足が速いのである。

どんなに血のにじむ努力をしても足なんか絶対速くなりません。

いや、一定のところまではいくのですけど、それから先は天性が必要になる。

その天性に努力をポンと乗せると何故か成功してしまうのです。

苦労の話から大分それましたけど、要は自分の才能を見つけてしまえば苦労はいらないのです。

努力はいるが苦労はいらない。

じゃあどうして成功者はみんな苦労するのかというと、自分の才能を見つけるまでに苦労するのです。

もうちょっと簡単に言うと、自分に向いてるものやコツをつかむまでに苦労する。

だから一回コツをつかんでしまえば苦労はいらない。

出世もそうですよ。

メーカーに勤めてたとき不思議に思ったのが、どうして出世する人はブチ抜いて上っていくのかということでした。

当時お世話になってた本部長が、僕が在籍していた3年半の間に部長から本部長、常務、専務、副社長へとバカバカ出世してしまった。

コツをつかめば出世も簡単らしい。

人間には必ず一人一人に才能があります。

才能というのは多種多様である。

勉強ができるとかスポーツができるとか、そういう分かりやすいものを人は求めるが、本当の才能は無限に存在する。

その無限に存在する中から、自分に与えられたものを見つけるために「買ってでも」苦労するのです。

これまた不思議なのですけど、苦労すると必ず自分の才能が分かってきます。

筆者は辛いのが苦手なので、だから苦労しろ、ということではありませんが。

ただ、苦労しているときは確実に才能を探っているときです。

才能は必ず見つかります。

苦労の渦中でも安心してくださいね。

by You